150年ふりに復活した洋紙のルーツ、ウズベキスタン、サマルカンドのシルクペーバーの復興を応援してください。
NPO植物資源の力では、2008年よりJICA草の根技術協力事業を受託して、「サマルカンドペーパーの復元等の手工芸振興によるサマルカンド郡コニギル村の生活向上計画」を実施してきました。
中国で発明された紙は、8世紀まで東洋文化でしかありませんでした。751年、タレス河畔の戦いをきっかけに紙は、サマルカンドに渡りバーチメントやパピルスにペンを使って文字や絵を書く西洋文化と出会いました。この出会いは、手仕事だけでペン書きができ、印刷適性の高い紙を生みだしました。その紙質からシルクペーバーと呼ばれました。洋紙の基礎が出来上ったのです。19世紀まで生産は続きましたが、近代化の中でその幕は閉じられました。お陰さまでブロジェクトは、無事終了し、UNESCOからの要請もあったサマルカンドのシルクペーパー生産を150年ぶりに復活させる事ができました。
しかし、途上国であるため、直ぐに生産物が現金化されないと仕事は続きません。手作りの紙を使う文化も消失してしまったウズベキスタン国内での需要が、あまり見込めないことから、フォローアップ活動としてシルクペーバーを使った商品として紀元前から作られてきたワインや蜂蜜のラペルにするための調整を続けています。
日本の景気は低迷しています。領土問題でも揺れています。ユーラシア大陸の中央に位置し、UNESCOが文化交差点と銘打った世界文化遺産サマルカンドでの活動は、国際社会に対してもアピールカがあります。サマルカンドのシルクペーパーの生産や商品開発継続のためには、今しばらくの時間と資金が必要です。どうか、この活動のために、一ロ五千円の御助力を募らせていただきたいのです。御助力いただきました皆様には、シルクペーバーにサマルカンドの若手アーティストが描いた細密画をファインプリントした物を贈呈させていただきます。シルクペーバー(55×75cm一種類,/2,000)の頒布も受け付けています。また、ワインや蜂蜜の国内販売が開始されましたらご連絡をさせていただきます。かかる趣旨を御理解の上、是非とも御協力いただきますよう重ねてお願い申し上げます。
(NPO植物資源の力事務局長金刺潤平〕
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