手漉き紙の寸法は、紙を漉く簀の大きさによって決まりますが、その簀は各地でそれぞれの設計で作られたので、定まった法則はなく個性豊かと言えます。紙パルプ連合会が、奉書紙・美濃紙・西の内紙・半紙の原子寸法を決定して規格化を試みていますが、各地の紙郷の現場では、ほとんど伝統の和紙寸法が守られています。なお機械抄きの場合は、洋紙と同規格としています。
手漉き和紙の大きさの一例をご紹介します。

【手漉き和紙の大きさの一例】
名  称 米寸法(cm) 尺寸法(尺)
越前和紙(今立町)
小判 67×136 2.21×4.50
中判 97×188 6.20×3.20
中判耳付 106×197 3.50×6.50
四・六判 121×182 4.00×6.00
五・七判 152×212 5.00×7.00
六・八判 188×242 6.20×8.00
七・九判 212×273 7.00×9.00
黒谷和紙(綾部市)
大判 82×100 2.70×3.30
画仙紙 73×136 2.40×4.50
四ツ判大 62×97 2.05×3.20
文庫判 62×91 2.05×3.00
襖紙 58×97 1.95×3.20
奉書紙 43×54 1.40×1.80
西の内大 42×56 1.40×1.85
黒谷判 40×48 1.30×1.60
宇田判 33×48 1.10×1.60
名  称 米寸法(cm) 尺寸法(尺)
周桑和紙(東予市)
【奉書紙】
小杉 25.8×37.9 0.85×1.25
柾判 39.4×53.0 1.30×1.75
文庫 60.6×84.8 2.00×2.80
【檀紙】
柾高檀紙 39.4×53.0 1.30×1.75
菱紋檀紙 39.4×93.9 1.30×3.10
大高檀紙 53.0×66.7 1.75×2.20
【楮紙・書画用紙】
二・三判 63.6×93.9 2.10×3.10
三・六判 93.9×184.8 3.10×6.10
画仙紙 69.7×136.4 2.30×4.50
半紙 24.8×34.0 0.82×1.12
折手本原紙 31.2×84.8 1.03×2.80


【書道用紙の寸法】


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