全国手すき和紙連合会 令和2年度事業計画 

    新型コロナウイルスの感染拡大は、国の緊急事態宣言発出にまで至り、我々の生活スタイルすら一変させました。
 WHO(世界保健機関)から新型コロナウイルス感染症について事態が「パンデミック(世界的大流行)」と発表され、感染拡大防止対策や、さらに深刻な状況になる経済危機への対策に世界各国での対応は想像を絶するものがあります。
 待ち望んだ東京オリンピックなど、各種イベントや催し物の開催は軒並み延期や中止となり、その経済的ダメージは計り知れず、伝統産業においても宣伝や販売促進する機会が失われ、今後の見通しが全く立っておりません。
 こうした中にあって和紙業界全体の維持発展を図るためには、個々の自助努力と併せて、互いの情報や資源を補完しつつ、課題の解決に取り組む、全和連組織の役割がますます重要になってくると考えます。
 和紙議連や関係省庁に対して持続的な支援体制を求め、和紙産業の継続と発展を目指す一方、ステイホームにより物品売買の中心となり、更には情報共有の場として重要性を再認識したインターネットワークを有効活用し、全和連のwebページやSNSを利用した各産地の現況報告発信など、今できる最大の取り組みに努めてまいります。
 
令和2年度

1.インターネットホームページによる手すき和紙・各産地の情報発信

2.和紙の未来を創る議員連盟への陳情活動

3.和紙の手帖などの発行書籍の販売促進

4.本会の会則に沿った事業の実施
 (1)和紙事業の振興を図るため関連団体の事業に対する共催、後援、協賛
 (2)全和連未加入生産者の加入促進
 (3)本会の事業運営、推進のための協議会、役員会、総会の開催
 
※全国研修会の開催について
 令和2年度の全国研修会は、総会同様、新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、 開催を見合わせることになりました。