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和紙工芸館 |
東和町は岩手県のほぼ中央にあり、このあたりは宮沢賢治記念館や新渡戸稲造記念館のある文学の里でもあります。この地方には紙の起源について、語り継がれてきた伝説が二つあります。一つは、大同
2年(807)、坂上田村麻呂が蝦夷(えぞ)征伐の折、村社熊野神社を勧請(かんじょう)したと伝えられていますが、その時に製紙の技術も伝わったというものです。もう一つは、嘉祥年間(
848〜850)慈覚大師が当地に毘沙門堂を建立した時伝来したというものです。
現在は和紙工芸館が紙漉き体験場を兼ね備えた、成島和紙を伝承するただ一つの漉き場です。 |
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