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400年以上の伝統を持つ山梨県・身延町の西嶋和紙。この産地紹介ビデオでは,西嶋和紙を支える和紙職人の姿や和紙の製造工程のみならず,西嶋和紙を育む周辺の自然や古刹...etcについても,あますところなく紹介しています。ぜひ一度ご覧ください。


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西島和紙(にしじまわし)
【所在地】 山梨県南巨摩郡身延町西嶋
【主製品】 画仙紙・半紙
西島和紙は伝えによると、戦国時代に西島の望月清兵衛翁が伊豆国田方郡立野村(現修善寺町)でミツマタを原料とした修善寺紙の製法を学んで帰ったことに始まります。

元亀 2年(1571)西島で初めて和紙を製造し、国主の武田信玄に献上したところ、信玄公はたいへん喜んで、特に「運上紙(うんじょうし)」として認め、西島およびその付近で紙を漉くことと、清兵衛翁を紙の役人に命ぜられたということです。

西島を中心に峡南地域において徳川時代まで盛んに製紙が行なわれましたが、明治以後は峡南地方の各地域ではだんだん少なくなり、現在では西島だけとなりました。

戦後、画仙紙の製法を開発し、新しい原料として故紙(ミツマタ等を原料とした使用済み和紙)やイネ藁(わら)等を原料として書道半紙、画仙紙を製造し、全国の書道家や書道愛好家の珍重・愛用するところとなっています。

原料処理場

原料処理場
【原料部より】

原料を蒸煮する際に出る排水の公害対策として、1984年に組合で共同公害設備(排水浄化装置)を作りました。近年では、国外からも参考にと見学者が訪れています。
水は、富士川の伏流水を使用し、排水の水質検査を専門業者に依頼し、毎月行っています。

430年以上変わらず、非木材を原料に、環境に配慮した西島和紙として受け継がれています。稲ワラは地元の刈り入れ後に搬入して1年分保管し、有効利用と喜ばれています。マニラ麻、三椏、竹、上質の故紙等が原料です。近年、ケナフ、琵琶湖の葦、バナナ繊維等を受託して、パルプ化しています。将来的には益々需要が増すと確信しています。
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