かつて和紙は全国いたるところで作られ、米、糸に次ぐ代表的な生産物でしたが、洋紙の出現、生活様式の変化で減少を続けてきました。(グラフ参照)
全国手すき和紙連合会は、全国の手漉き和紙業者の結束と振興を図るために、1963年(昭和38年)に出雲の松江で創立されました。毎年、顔を合わせお互いの健在を確認し、情報、技術の交流、功労者の表彰などを行います。開催地は毎年産地を順にまわります。
近年、大量生産や生活の機械化に反発し、潤いのある生活や手づくりのよさが求められており、和紙がみなおされています。根強い需要はあるのですが、安い外国製の手漉き紙に市場をあらされ、苦しい状況にあります。しかし、これに負けずに技をみがき良い紙をつくるために、全国400戸の組合員が頑張っております。現在、30府県で95%以上の人が参加しており、参加していないのは副業としている人や、個人でやっている人です。 |