2008年1月・全和連ニュース



  2008.1.19


 3月15・16日に京都の池坊短期大学(四条・烏丸)で開催される
手すき和紙フォーラム 2008 In Kyoto」のスタッフを募集します。

 

 日本全国の手すき和紙産地が一同に集う手すき和紙フォーラム 2008 In Kyoto」開催地は京都にある池坊短期大学で,地下鉄四条駅ならびに阪急京都線烏丸駅から徒歩で1分と至便です。

 今回のフォーラムは「より多くの人々に手すき和紙の魅力を知ってもらいたい」という主旨のもと,和紙関連の識者によるシンポジウム,各産地からの報告のみならず,各産地の和紙製品の展示や,和紙職人による「手すき和紙の実演」や,来場者のみなさんへ「手すき和紙の体験」...etcといった,各種イベントが目白押しです。

 そこで,全国手すき和紙連合会では,手すき和紙に関心のある方,手すき和紙の世界を肌で体験してみたい方,イベントそのものに興味のある方...etcのスタッフを募集します。

 応募される方の,お住まいの地域や性別,年齢,国籍,職業は問いませんが「ボランティア」という形ですので,何卒ご理解の程よろしくお願いします(ちょっとした食事ぐらいはご提供できるかと思います)。

 手すき和紙を肌で感じていただくには絶好の機会ですので,興味をお持ちの方は,まずご連絡ください。全国から和紙業界では名うての職人達が集結しますので,手すき和紙の世界へ飛び込みたい方にとってもアプローチの機会としては絶好です。

 
 イベントの詳細につきましては・・・今月の「全和連ニュース」の

 「京都にて全和連の常任委員会を開催しました」

 をご覧ください。

 手すき和紙フォーラム 2008 In Kyoto」スタッフ募集の
 お問い合せ先

  • メールで応募の方はinfo@tesukiwashi.jpに「フォーラムのスタッフ希望」とタイトルをつけ,「氏名・年齢・連絡先(電話番号・携帯でも可)・参加可能な日時」をご記入のうえ,メール送信してください。
  • 電話で応募の方は「077-549-8556」(全国手すき和紙連合会事務局)にお電話ください。
  • ファックスで応募の方は「077-549-1611」(全国手すき和紙連合会事務局)宛に「氏名・年齢・連絡先(電話番号・携帯でも可)・参加可能な日時」をご記入のうえ,ファックスを送信してください。

 その他,ご不明な点がございましたら,お気軽にご連絡ください。
 手すき和紙継承の為にも,みなさんのお力をお借りしたく思います。

 全国手すき和紙連合会事務局

 

 

※メディア関係者の皆様へ。取材等のお問い合せは,全国手すき和紙連合会(info@tesukiwashi.jp/077-549-8556[tel]/077-549-1611[fax])宛にお願いいたします。


  2008.1.11


 京都にて全和連の常任委員会を開催しました

「手すき和紙フォーラム in Kyoto, 2008」についての決定事項をお知らせします。詳細につきましては,後日,ご紹介いたします。

 

全国より集まった常任委員による活発な意見交換

 

「手すき和紙フォーラム in Kyoto, 2008」

 

期日:平成20年3月15日〜16日

場所:池坊短期大学
   (地下鉄烏丸線四条駅/阪急京都線烏丸駅より徒歩2分)

http://www.ikenobo-c.ac.jp/koutsu/index.html
(池坊短期大学までの地図および路線図)

主催:全国手すき和紙連合会

協力:華道家元 池坊

後援:京都市,NHKエンタープライズ,京都新聞,読売新聞,KBS京都放送

 

●第一日目/3月15日(土曜日)

 

:: トーク ::


13:00〜13:30


・受付

13:30〜14:30

・開会式(挨拶:全和連会長・成子哲郎)
・手すき和紙主要産地からの報告(4名)


15:00〜17:30

・シンポジウム
 「和紙文化の継承〜和紙の魅力を語る〜」
 パネラー/池坊次期家元・池坊由紀さん他


19:00〜21:00
 
・懇親会(於:京都駅前「メルパルク京都」)

一日目は一般公開によるシンポジウムならびに各産地からの報告が中心となります。

 

:: 展示ならびに実演::


9:00〜16:30

・手すき和紙/二千年紀和紙見本展示
・池坊華道と手すき和紙とのコラボレーション
・和紙職人による実演と一般者向け手すき体験
 (於:池坊学園内アートフォーラム)

 

●第二日目/3月16日(日曜日)

 

:: トーク ::

9:30〜11:30

・全和連「会員研修会」(於:会議室)

二日目は全和連会員ならびに関連業界関係者による意見交換ならびにトークとなります。詳細は,追ってご紹介いたします。

 

:: 展示ならびに実演::


9:00〜16:30

・手すき和紙/二千年紀和紙見本展示
・池坊華道と手すき和紙とのコラボレーション
・和紙職人による実演と一般者向け手すき体験
 (於:池坊学園内アートフォーラム)

 

 以上が11日に開催された常任委員会で決定した事案です。

 未定事項および変更等があり次第,当サイトにてご紹介いたします。

 

※メディア関係者の皆様へ。取材等のお問い合せは,全国手すき和紙連合会(info@tesukiwashi.jp/077-549-8556[tel]/077-549-1611[fax])宛にお願いいたします。

 


  2008.1.1


 年頭の辞 −温故新の2008年−。

 

 新年あけましておめでとうございます。

 皆様方におかれましては、健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 日本各地に点在する手漉き和紙業者の結束と振興を図るため,1963年(昭和38年)に創設された「全国手すき和紙連合会」。発足から早45年の月日が経ち,日本の産業構造やライフスタイルは大きな変貌を遂げてまいりました。経済力においても日本は世界で第二位となり,数値としての「経済的な豊かさ」には恵まれているようにも見えますが,その反面,画一的な大量生産品があふれかえり,「人間の手のぬくもり」が「貧しく」なってきているように思えてなりません。

 現在,日本における紙の生産量は,アメリカ・中国に次いで世界第三位。消費量は世界で第七位。驚く事なかれ。国民一人当たりの紙の年間消費量は,なんと240kgにもなり,世界平均の4.5倍も消費していることになります。その紙の大半には,海外から輸入された紙の原料(木材チップ)が使われていて,世界の森林から木々が失われ地球温暖化をもたらす一因となっている。そう言っても過言ではありません。

 しかしながら,わたしたちが生活を送る上で紙は欠かせないものだからこそ,これからは「上手な紙の使い方」を知る必要性があります。そのためには「紙の無駄遣い」を慎まなければならないのはもちろんのこと,「使い捨てる」だけではない紙本来の用途を知る事も大事です。
 
 手すき和紙は,製造の過程で,今でも職人による手作業が中心です。画一的な大量生産品では決して味わう事のできない「人間の手のぬくもり」を,手すき和紙だからこそ表現できる肌触りで実感することができます。原材料にかんしても,今日,一部は海外から輸入することもありますが,大半が日本国内産で,各地域の山の生態系を守りながら製紙業が続けられています。耐久性にも優れているため,原料として紙が使われた多くの国宝や文化財が保存されており,海外から訪れる人々から賞賛を得ています。
 
 「大量消費」から「本物志向」へと日本の社会が脱皮することこそ,世界に誇れる「日本の文化」ひいては「手すき和紙の魅力」を,日本で生活し生きる人々が再発見する大切な要因です。そのためにも,来るべき2008年は,全国手すき和紙連合会にとって,ひとつの「折り目」ともいえる一年にしたいと考える次第です。

 「日本の心―2000年紀和紙総監」の発刊や,3月に京都・池坊短期大学で開催予定の「和紙フォーラム」ノetc,手すき和紙の魅力をあますところなく多くの方々にご紹介する創意工夫,そして「温故漉新」の精神でもって,手すき和紙の新しい可能性にも挑戦してまいります。

 どうか2008年の全国手すき和紙連合会の諸活動にご期待ください。

 最後になりますが,手すき和紙関係各位ならびに拙サイトをご訪問くださる皆様樣方には,益々の御健勝と御活躍を祈念申し上げ,新年の御挨拶とさせて戴きます。

 

 二〇〇八年 元旦

           全国手すき和紙連合会会長  成子哲郎

 

 


  2007.12.23


「堀木エリ子の世界〜和紙から生まれる祈り〜」展覧会のお知らせ

 

会期:2007年12月30日〜2008年1月20日(10:00〜20:30)

場所:そごう心斎橋本店14階ギャラリー
   (地下鉄御堂筋線心斎橋駅より徒歩すぐ)

https://www2.sogo-gogo.com/wsc-customer-app/page/516/dynamic/top/Top
(そごう心斎橋本店のウェブサイト)

 

 伝統的な和紙職人の技法を継承しなながらも,和紙造形作家/和紙ディレクターとして“未知なる和紙の新次元”を現代の生活空間に創造する堀木エリ子さん。創作活動を開始してから20年という節目を迎え,今回は「祈り」をテーマにして,五つのテーマによって構成された空間をインスタレーション。

 和紙と現代アートが映し出す「ぬくもり」と「感動」。そごう美術館(横浜駅東口・そごう横浜店6階)での展覧会に続き,そごう心斎橋本店14階ギャラリーでも,ぜひ,ご体感ください。

 

 :: Links ::

 

 

 

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