丹後和紙の起源は明らかではありませんが、江戸時代より紙漉きの村として栄え、明治から昭和の初期には200戸余りが、障子紙を主とした和紙つくりに従事していました。時代の流れと共に
1戸また1戸と減り、昭和47年よりはただ1戸のみとなりましたが、昭和50年に大江町無形文化財に指定されました。
平成6年には大江町和紙伝承館を設立し、紙漉きの体験、丹後和紙を使用しての作品を常設展示しています。
原料のコウゾも、紙漉き全盛期には大量に生産され、他府県へも出荷され、良質なコウゾとして好評を得ていました。現在も地元産のコウゾだけを使用しての純生漉(きずき)丹後和紙です。 |